【大会報告】2025年BMXレーシング世界選手権大会
- Sae Hatakeyama
- 16 時間前
- 読了時間: 3分

2025年8月2日〜3日にデンマークのコペンハーゲンで開催された2025年世界選手権大会の女子エリートカテゴリーに出場しました。結果は全体17位という結果でした。
この世界選手権に向けては、6月からフランス、オランダ、スイス、スウェーデンと2ヶ月間ヨーロッパでトレーニングを重ねてきました。これまで6年間スイスを拠点に海外のチームと共に遠征をしてきましたが、今回は久しぶりに日本チームとの遠征。そして新しいコーチ
になってから初めての海外遠征でもあり、環境の変化は大きかったもののとても新鮮で、むしろいつもよりリラックスしてレースに臨めたように思います。
今回の世界選手権大会が開催されたこの会場は、2011年、12歳のときに同じ場所で世界選手権が行われ、その大会で優勝を果たしたというとても良い思い出のある私にとって特別な場所でもあります。あれから14年、再び同じ場所で世界選手権が開催されることになり胸が高鳴ると同時に、当時の感覚やあの頃の自分を思い返して感慨深い気持ちでいっぱいでした。また、14年越しのこの舞台で再び良い結果を出せるのかという期待と不安、そして緊張と楽しみが入り混じった複雑な心境の中レースに挑みました。

レース当日、Round 1ではスタートはまずまずで、1つ目のジャンプを飛んだ後にすぐイン側に寄せていき、第一コーナーを4位で通過。第2ストレートでは少しイン側が空いてしまい、後ろからプレッシャーを感じましたが、接触しながらも耐えてポジションを守りました。第3ストレートのダブルロールとジャンプも無事に決めることができそのまま4位でゴール。今までのワールドカップでは、Round 1で勝ち上がることができず、敗者復活戦に行ってしまうことが多かったので、久しぶりにラストチャンスに回らずに済んだこともあり、ホッとしたと同時に自信につながるレースとなりました。

2日目は1/4ファイナルに進出。ゲートピックは3番でしたが、スタートにあまり自信がなかったため、あえて外側の8コースを選びました。スタートは悪くなかったものの、1つ目のジャンプ後にデンマークの選手が外側に寄ってきて、接触を防ぐために自分も少し外側に避けてし まいました。第一コーナーでは外側から内側に切り込むことを試みたものの、距離が離れすぎてしまい狙った効果は得られませんでした。そのまま5位で通過し、追い上げを試みましたが届かず準決勝進出は叶いませんでした。総合17位という結果でした。

今大会もたくさんの温かい応援とサポートを本当にありがとうございました。日々の練習環境や遠征の機会をいただけるのは、スポ ンサーの皆様をはじめ、家族、チームスタッフ、そしていつも応援してくださるファンの方々の支えがあってこそだと強く感じていま す。
遠く離れたヨーロッパでの2ヶ月間のトレーニングや世界選手権への挑戦は、決して簡単なものではありませんでしたが、皆様からの応援とサポートが励みとなり、最後まで自分を信じて走りきることができました。これからも、もっと強く、もっと速く、そしてもっと多くの方に感動を届けられる選手を目指して努力を続けます。
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